抱きぐせ

なんていうか、もはや死語にしてほしい。抱きぐせって。
なにそれ?なによそれ?あるのそんな癖?自分が抱っこしないことを、堂々とできず後ろめたい気持ちを持ちたくないならアメリカやらフランスに住めばいいとおもう。添い寝や抱っこの習慣があまりないらしいですからね。

あれ話がずれたけど、ほらそんなことしてたら抱きぐせがつくよ!!のことば。
あれすげーーむかつくのよね。だから何?ていうかそれ何?て言いたくなる。

赤ちゃんはさぁ抱っこしてほしい生き物なんだと思うの。それが安心できるスタートなんだから当たり前だと思うの。

百歩譲ってさ、抱きぐせというのがあるとしようよ。で、抱きぐせが、つくよ!ていうあの言葉ね。ついたら何?て話。
あれ大人が困るだけっていう話でしょ?
赤ちゃんの発達や発育にはなんも関係ないよ。機嫌のよいときや遊んでるときに、たくさん動いて一緒に遊んで、からだの発育をしっかり促してあげることは全然できるでしょ。オトナでもさ、機嫌よくなくてぐずって泣いたりしてるときなんかに、筋トレしようなんか思う?思わないよね。じたばた泣かせとくことが発達に繋がるなんてのはただのこじつけだよ。
だからさ、抱きぐせがついて赤ちゃんが困ることなんて何もなくて、大人が困るだけっていうね。
もちろん、泣いてぐずってても、ごめんいまは抱っこできない!っていうことは多々ありますよ。生活してるんだもの。あと腰壊したり手が痛かったりもするでしょうよ。
でもね、何が腹立つって抱きぐせがつくよ!とか言うのが、子育てど真ん中の親ではなくて、その周りだっつーことね。
あらあらそんなことしてー。またすーぐ抱っこしてー。抱きぐせがー。
とか、そんな余計なこと言うその口があればね、その口を閉じて、手を差し伸べてくれよっていうね。手を伸ばしてね、ぐずってるその子をさ、抱っこしてあげてくれよ。
もしくは、いまは抱っこじゃなくてもこうやったら機嫌よく遊べるんじゃないかな、っていう知恵をもってるんならさ、ぜひ惜しみなく教えてほしい。赤ちゃんあやすって、本来そうして伝わっていくものだと思うし。

自分が子育てしたとき、抱っこ抱っこで、苦労したのかな?だから、そんなことしてるとあなたも苦労するよ、って忠告してくれてるのかな?いやいやありがとう、でもそんな忠告はいらない。自分が苦労したなって思いがあるのなら、一瞬でいいから、親に代わって抱っこしてあげてくれよ。それって本当にありがたいことなんだよ。抱きぐせがつくのにぃ〜とか言って煙たがられるより、百倍感謝されるよ。

いやいやもう抱っこできる体力も余裕もないんですっていうならね、もう黙ってろ。手も貸せないんなら黙ってろ。それしかできることはありません。
もしくはね、かわいいね元気だね頑張ってるね、としか言わなくていいよ。それで充分です。

子育ては、口ではなくて、手を貸してくれ。これ、真理だと思うの。

以上ー!